月にはウサギがいて餅をついている・・・とよく言いますよね。

月には「海」と呼ばれる平原のような部分があり、それが薄暗く模様として見えています。その形が、ウサギが餅をついているような形に見えるというわけです。
この月の模様、日本ではウサギに見立てていますが、外国ではいろいろな人や動物にたとえられています。

また、この模様が何に見えるかは、じつは時間帯にも関係しているんです。
満月の場合、月は夕方、東の地平線から昇り、真夜中に南中し、明け方には西の地平線に沈みますが、 この間、模様がだんだん回転していくように見えます。
月じたいはこんなふうには回転しておらず一定の方向を向いて動いているのですが、地球上からみるとそう見えるんです。

ウサギで例えるなら、夕方はウサギの耳にあたる部分を上にして昇り、明け方にはそれらを下にして沈みます。つまり、一晩かけてほぼ180度回転するんですね。

このサイトに掲載している月の画像は、すべて同じもの(国立天文台提供)を回転させただけのものです。
国や地域によって、あるいは時間帯によって、模様が何に例えられてきたかを説明しています。

※ラジオでどんなふうにご紹介していたか、
えむしーライフ「月の模様は何に見える?
もよかったらご参考までに!